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相談を受けた、その日に聞くこと
全部その場で埋まらなくて構いません。空欄が残ること自体が、状況が見えていないという情報になります。
聞くこと(この順番で)
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どなたの介護ですか。同居ですか、別居ですか
別居なら、片道どのくらいかかりますか。
距離がそのまま、社員さんが仕事を抜ける回数になります。近くに住んでいるほど呼び出されます。
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いま、どこにいますか
自宅/入院中/すでに施設。入院中なら、退院の予定は聞いていますか。
入院中がいちばん動きやすい時期です。病院の相談室(医療ソーシャルワーカー)が退院までに介護の段取りを進めてくれます。
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介護保険の申請はしていますか
未申請/申請して結果待ち/要介護◯と出ている。
「まだ何もしていない」がいちばん多い答えです。ここが空欄なら、次にやることは1つに決まります(2枚目へ)。
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ケアマネジャーさんの名前は出ますか
名前が出るなら、介護の段取りをまとめてくれる人がもういます。出ないなら、社員さんが一人で全部やっている状態です。
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ほかに、介護できるご家族はいますか
「いる」と「実際に動ける」は別です。きょうだいがいても、遠方・仕事・折り合いで動けないことがあります。人数ではなく、実際に手を貸してくれる人を聞いてください。
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この1週間、何にいちばん時間を取られましたか
介護そのものより、手続き・付き添い・電話に時間が消えていることが多いです。ここは会社の側で減らせる部分があります。
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いま、いちばん困っていることは何ですか
「会社に望むこと」ではなく「生活で困っていること」を聞いてください。会社に望むことを聞くと、遠慮して「大丈夫です」と返ってきます。
その日に聞かないほうがいいこと
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いつまで続きそうですか
誰にも分かりません。答えられない質問は、本人を追い詰めるだけになります。
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介護休業は取りますか
制度の話を最初に出すと、「休むか辞めるか」の二択に見えてしまいます。制度は状況が見えてからで間に合います。
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病名や症状の詳しいこと
必要になれば本人から話します。会社が知らなくても、次にやることは決められます。
この日にやることは、実は1つだけです
状況を聞いて、「また来週、10分だけ話しましょう」と約束すること。1回で解決しようとしないでください。介護は数か月かけて形が決まっていきます。
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最初の2週間の段取り
動くのは社員さんとご家族です。会社は、この順番を知っているだけで十分です。「次はこれですね」と言えると、社員さんの動き出しが早くなります。
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まず最初に
地域包括支援センターに電話する
介護の入り口です。市区町村ごとに置かれています。親御さんが住んでいる場所のセンターで、社員さんの勤務先や住まいではありません。「親の介護が心配で」と電話すれば、そこから先を教えてくれます。相談は無料です。
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数日以内
要介護認定を申請する
市区町村の窓口に出します。本人・家族のほか、地域包括支援センターが代わりに出すこともできます。申請しないと、介護保険のサービスは始まりません。
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申請〜結果
訪問調査と主治医の意見書
調査員が本人に会いに来ます。できればご家族が同席してください。本人は調査のとき、できないことも「できます」と答えがちです。実際の様子を伝えられるのは家族だけです。
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およそ1か月
認定の結果が届く
申請から原則30日以内が決まりですが、実際はもう少しかかることがあります。この1か月を待つ必要はありません。結果が出る前でも、見込みでサービスを使い始められる仕組みがあります(暫定のケアプラン)。急ぐときは包括支援センターかケアマネジャーに相談してください。
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認定の前後
ケアマネジャーが決まる
居宅介護支援事業所と契約します。ここから、介護の段取りをまとめてくれる人が付きます。社員さんが一人で抱えている状態は、ここで終わります。合わないと感じたら、途中で替えることもできます。
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サービス開始前
サービス担当者会議
ケアマネジャー、サービス事業所、家族が集まって内容を決めます。平日の昼間に開かれることがほとんどです。家族が出られないと、実際の暮らしと合わないまま決まっていきます。ここは会社が関われる数少ない場面です(3枚目へ)。
入院中なら、退院までがいちばんのチャンスです
病院には相談室(医療ソーシャルワーカー)があります。退院前カンファレンスに家族が出られると、退院した日から介護サービスが始まる形にできます。ここを逃すと、家に戻ってから家族だけで数週間持ちこたえることになります。
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会社が決めておくこと
制度を新しく作る話ではありません。いま社内で決められることだけです。
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平日の昼間に、1〜2時間抜けられるようにするか
担当者会議、認定の訪問調査、病院の面談。どれも平日の昼です。まる1日の休みではなく数時間の中抜けができるかどうかで、社員さんの負担がまったく変わります。介護休暇は時間単位でも取れます。
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誰が窓口になるか
直属の上司か、人事か。決めておかないと、社員さんは同じ話を何度もすることになります。評価をする立場の人には話しにくい、という事情もあります。
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本人の同意なく、どこまで共有しないか
親の状態は、本人にとって家の中の話です。チームに伝える範囲は、必ず本人と決めてください。ここを一度誤ると、以後その社員さんからは何も出てこなくなります。
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次にいつ話すかを、その場で決めるか
「困ったら言ってください」では、言ってきません。来週の何曜日に10分と決めるだけで、相談が続きます。
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3か月後にもう一度、様子を聞くか
サービスが始まって落ち着くまで、だいたい2〜3か月かかります。辞める判断が出るのは、たいていその手前です。
介護休業は「介護をするための休み」ではありません
対象のご家族1人につき通算93日まで、3回まで分けて取れます。この93日は、自分で介護をするための日数ではなく、
介護の体制をつくるための日数と考えてください。先に休みに入ると、体制ができないまま日数だけが減っていきます。制度の正確な要件は
厚生労働省のページをご確認ください。
裏面
そのまま社員さんに渡せる連絡先メモ
この面だけ印刷して手渡してください。埋まったところが、つながっているところです。
地域包括支援センター (親御さんがお住まいの市区町村) | |
ケアマネジャー お名前・事業所・電話 | |
病院の相談室 入院中の場合 | |
| 主治医・かかりつけ医 | |
利用している(する予定の) サービス | |
会社の相談先 担当者名・内線 | |
| 次に話す日 | |
一人で抱えないでください
介護は、つながるところにつながると軽くなります。ご本人が元気になることもありますし、サービスを使っている時間はご家族の手が空きます。その分が、働き続けられる時間になります。